WWDC 2011 ではジョブズさんも登場して見応えがありました。
iOS 5 の Safari はタブ機能も実装し使いやすく生まれ変わるとのこと、楽しみです。
http://www.apple.com/ios/ios5/features.html#safari
Beta SDK もダウンロード可能になり早速インストールして試してくれた方がいるようです。
David B. Calhoun – Developer Blog
New Mobile Safari stuff in iOS5: position:fixed, overflow:scroll, new input type support, web workers, ECMAScript 5
CSS, JavaScript の対応状況を調べています。
気になるところをつまみ食いです。
position:fixed
に対応
バグっていて使いものにならなかった position:fixed
が文字通りFixされているらしいです。
position:fixed
を使うShadowboxなどのポップアップ系エフェクトが全滅な状況は救われるでしょう。
実際AppleのサイトもPC Safariではポップアップさせていてもmobile Safariではわざわざ条件分岐させてポップアップをしないように作られていました。
overflow:scroll
に対応
以前投稿したように mobile Safari は overflow
プロパティが何を設定しても hidden
扱いになるというバグなのか仕様なのか訳分かんない状態でした。
モバイルSafari(Webkit)のCSS:overflow
そのせいで Adobe の ActionScript API は見切れてしまい iOS デバイスでは使い物になりませんでした。
overflow
への対応がここまで放置されていたのはAppleの怠慢とも言えます。
ePab表示も mobile Safari のエンジンWebkitを使っているため同様の問題が起こっていました。
本文中のコードブロックが見切れてしまい表示されないことがありました。
わざわざ見切れなくなるまで文字サイズを小さくしコードをコピーしメモにはり付けるなんて面倒なことをしていました。
ただこれはWebkitの問題だったのかもしれません。
Android の標準ブラウザでも同じでしたから。
ファイルアップロードには非対応のまま
input type=”file”
には対応していないとのことです。
Appleのサンドボックスではアップロードは許せないのでしょうかねぇ。
Android ブラウザは対応していることを思うと何とかなんないものでしょうか。
後書き
David B. Calhoun – Developer Blog では他にECMAScript 5 の対応状況やHTML 5 test のスコアなどものっているのでご覧になると良いでしょう。
新たに追加されたForm input type もあります。
良い記事を書いていただき感謝です。
update 2011-06-10
書き忘れていました。
Beta SDKでの話なので正式リリースを待つ必要があると思います。
David B. Calhoun – Developer Blog のデモビデオを見たところ、overflow:scroll
はやっぱり操作しづらい感じがしました。
やっぱりコンテナを固定化する方法はまずそうです。