高木工務店―デジタルコンテンツ制作のココロとテクニックを盗め!
高木 敏光さんの著書。
今は廃刊になった「デザインプレックス」での連載24回分、1998年から2000年。
FlashよりもDirectorなネタが多いのは時代のせいだけど、今読んでもホントに面白い。
長い遠回りをしてマルチメディアな世界に足を踏み入れた時、高木さんはすでに才能を眩しいぐらいにギラギラと輝かせていました。
Director使い、Lingo使いと言うよりデータクラフト(当時)の人という方が分かりやすいのかもしれません。
ソザジのインターフェースやDirectorおまけのCD-ROMで氏の制作物を見たり触るたびに「Lingoスゲー!」「Directorスゲー!」と感動してました。
How toな本ではなく、イヤHow toな技術解説も書いてはあったりもしますがこの本はクリエイターの「魂」や「ココロ」を揺さぶる一冊です。
「ソウル」なスピリッツとグルーブにワクワクさせられます。
テクニックよりもココロだ!
と書かれています。
まさにその通りだと思います。
時に「生活のため」と言い訳しながらダラダラと創造力を封印した仕事に身を任せてしまった時に、読み直したくなります。
もっともっともっともっと「マルチメディア」なことがしたくなる本です。